転職エージェントは基本的に無料で使えますが、「もし有料のエージェントを使ったら、良い会社に就職しやすいのではないか」と思ったことはありませんか?
有料の転職エージェントを探してみました(実際に私が使ったことのあるサービスも紹介しています)
Contents
転職エージェントの仕組みと料金
有料の転職エージェントの話に入る前に、無料の転職エージェントの仕組みについて説明させてください(知っている方は読み飛ばしてください)
無料の転職エージェント
転職エージェントは企業に転職者を紹介することで、転職者の年収の20%-30%程度の金額を企業から受け取っています。この金額は年収400万円の転職者なら80万から120万ほどです。
これは転職エージェントにとってみれば十分な金額です。わざわざ転職者からお金をとる必要のないくらいの金額ですね。
なので、だいたいの有名な転職エージェントは無料で転職の手伝いをしてくれます。
有料の転職エージェント
「有料の転職エージェント」と書きましたが、実は転職の斡旋自体が有料な転職エージェントというのは存在しません。その理由は、法律にあります。
また、求職者(労働者)側から手数料を受け取ることは原則として禁止されています(職安法32条の3第2項)。例外的に、芸能家、モデル、科学技術者、経営管理者、熟練技能者については、一定の上限を超えない範囲で手数料を受け取ることが可能とされています(職安法施行規則20条2項)。
ただ、斡旋自体にお金をもらわなければ良いので、有料で転職の相談に乗ってくれるキャリアアドバイザーや、転職支援ツールを有料化しているエージェントがあります。
有料のサービスを展開しているエージェント・コンサルタント
キャリア・コンサルタント
一般的な転職エージェントの他に、転職の相談を受けてくれる「キャリア・コンサルタント」がいます。
キャリアコンサルタントの国家資格を持った人が「1時間いくら」のような時間単位で相談に乗ってくれます。キャリコンサーチという検索サイトでキャリアコンサルタントを検索することができます。
以下画像はある一人のキャリアコンサルタントのプロフィールです。この方の場合は時給1万円から10万円と設定されています。少し高いですが、自分に近いキャリアを築いてきた人に相談できるのでおすすめです。
キャリアカウンセリング協会
キャリアカウンセリング協会という組織があり(非営利)、キャリアのカウンセリングを行っています。
ここは先に説明したキャリア・コンサルタントとは違い、組織によって運営されています。組織としては、キャリアカウンセラーを育てることに目的を置いていそうですが、個人がキャリアカウンセラーと相談することもできます。
単に転職だけでなく、働き方や職場での人間関係など、直接就職と関係のないことも相談することできます。
無料の相談と有料の相談があり、有料の場合は一時間16200円です。有料の場合と無料の場合の違いが明記されていませんが、「カウンセリング時の録音があるかないか」が違いのようです。
有料の転職エージェントビズリーチ
有料のサービスを用意していますが、基本無料で使えます。
ビズリーチには実際に私も登録していますが、けっこうな頻度でスカウトが来ます。他のサイトと比べ大手企業からのスカウトが多いのが特徴です(なぜそうなのかはよく分からないのですが、リクナビNEXTからは絶対にスカウトが来ないような有名企業からスカウトが来たりします)
特に今大手の会社にいるハイキャリアの人にはオススメです。以下詳細です。
料金体系
ビズリーチは高年収の方を主なターゲットとした転職エージェントです。入会してしっかりとサービスを受けるには有料会員登録する必要があり(無料会員も一応あります)、年収ごとに料金が別々に設定されています。
- ハイクラス会員の料金(年収750万円以上):1ヶ月5000円
- タレント会員の料金(年収750万円未満):1ヶ月3000円
会員になると、ヘッドハンターへの直接の相談や、すべてのスカウトを閲覧することができるようになります。
サービス
ビズリーチで具体的に受けることができるサービスは以下です。
- スカウト機能
- 求人に応募
- ヘッドハンター相談
これだけ見るとあまり有料である意味は無いように思えますが、実は有料であることのメリットがあります。それは、転職エージェントが転職者に対して責任を負うことです。
無料の場合は転職エージェントはどうしても企業にたいしての味方をしてしまいます。お金は企業がすべて払ってくれる「お客さん」だからです。
有料の場合は転職者が良い企業に転職できなければ「お金を払ったのに良い企業に入れなかった!」という不満が募ります。逆に無料の場合なら「無料だから転職エージェントには怒れない」という考えになりますよね。そこがサービスの質に直接効いてきます。
なのでビズリーチのサービスの質は基本的に高く、かつハイクラスの求人を求めている人にはうってつけの転職エージェントです。
有料と無料の転職エージェントの違い
上記有料の転職エージェントもありますが、無料の転職エージェントでも実は十分というのが私の意見です。
その理由は、無料の転職エージェントでもしっかりと企業側から報酬をもらっているためで、大手の転職エージェントサービスを使えばしっかりと相談に乗ってくれることが多いからです。
「無料の転職エージェントを使って、あまり相談に乗ってくれなかった」という方は、転職エージェント自体を変えてみるのも手です。エージェントも人間なので、エージェント自体の当たりはずれもあるので。
また、さきほど上で紹介した有料のビズリーチもけっこう無料枠で使えます。
総合系転職エージェント
リクルートエージェント(最大手。スマホから簡単入力可能。選ぶのに迷ったらおすすめ)
doda(CMやっている老舗。ハイキャリアに強み)
- マイナビジョブ20’s(20代専門。マイナビに馴染みがある人)
マイナビエージェント(大手。スマホからは登録しずらい。マイナビに馴染みがある人)
転職エージェント以外の相談先
勘違いしてはいけないのは、転職エージェントは転職を斡旋するプロなのですが「あなたが行きたい業界・業種のプロではない」です。
もちろん、あなたのキャリアから年収や入れる企業を推測する力は転職エージェントが一番持っていますが。
なので、業界に特化した相談をしたいなら「先輩」に頼るのが一番よいというのが私の結論です。WEBサービスには転職の相談に1時間2000円くらいでのってくれる人がけっこういるので(中には5000円くらいの人もいますが。。)おすすめです。
私も一回ココナラで転職の相談しています(500円引きクーポン発行されていたので、実質1500円でした)
転職相談が可能なサービス一覧です。
- ココナラ(一般の社会人で同じ業界の先輩に相談可能。結構な人が転職相談しています!管理人も一度使いました)
- MENTA(そこそこおすすめ。「メンター」をもじってMENTAという名前らしいです)
- Twitter (一応書いておきますが、探すのは困難です)
- 本サイト管理人(ページ下部の管理人twitterから直接DMください)
まとめ
無料の転職エージェントも有料の転職エージェントもそれほど大きな違いはありません。
転職する際のメンターを探しているのであれば、上記キャリアコンサルタントもおすすめですが、家族や友達にも相談しながら転職活動を進めていくことをおすすめします。
また、ココナラやMENTAなどWEBサービスを活用しても安く質の良いサービスを受けることができるので非常におすすめです。