不動産業界で働いていた3人に、不動産業界がおすすめか聞いてみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

これから不動産業界で働こうかと考えている方や、単純にどんな業界か知りたい方にむけての記事です。悩んでいる方はぜひ読んでみてください

cocoさんの体験記(不動産賃貸の営業)

  • 性別:女性
  • 年齢:25歳
  • 勤務地:東京都
  • 年収:350万円~400万円

不動産業界入社の経緯と働き方

私は不動産賃貸の営業をしていました。

元々不動産関係を志望していたわけではなく、本命企業より早い時期に選考があったため、本命の練習がてら不動産関係の企業を受けました。

選考の際にいらっしゃった社員の方が就活生の名前を覚えてくださっていて、選考が進むごとにフレンドリーに話しかけていただけたのが印象的で、楽しく働けたらと思いこの企業に就職することを決めました。

不動産賃貸の営業の労働環境

一般的に不動産関係の店舗営業時間は10時から19時や20時までが多いかと思います。私が勤めていた企業は営業時間は閑散期は9時から18時、繁忙期は10時から19時となっていました。

しかし実際の勤務形態については、朝7時から道行く人にチラシを配り、店舗を閉店させた後もお客様への電話対応や書類作成に追われ、22時頃まで働いていました。酷い時は終電ギリギリまで仕事をし、翌朝は7時には勤務を始める、という日が続いたこともあります。

最近では時差出勤や残業を正確に申請するようになりましたが、私が入社した頃は暗黙の了解で実際働いた時間の半分しか残業をつけることができませんでした。上司や先輩はそれでも時間が足りないと、休日出勤をしていましたが休日出勤申請はせず、タダ働きでした。

不動産賃貸営業の実際

不動産関係の男女比率は一般的に8対2程度かと思います。仕事上同業他社へ伺うことも多かったのですが、窓口に女性が座っていることは1店舗につき1人いるかいないかです。

大きい店舗になると事務職の女性もいるようですが、書類作成やお茶出しがメインになります。私がいた職場は男女の比率は6対4程度で、女性でも営業や物件管理も関係なくオールマイティーに対応しなくてはなりませんでした。ただ、店舗に女性が多くいるおかげで華やかで、清潔感があったと思います。

不動産関係は歩合制が多く、新規のお客様は特に取り合いになりがちです。そこでガツガツと話を進めていける人が一番成約に近づきますが、基本的にお客様は複数の店舗に出向き物件を探します。

そのためお客様に好印象を与える人柄でなくてはなりません。「あそこの店の担当者は丁寧で安心して部屋探しを任せられる」と思わせる力と、より希望に近い物件を探し出す力が必要です。お客様の希望条件を無視し、家主や貸主からの広告料(個人バック)が高い物件ばかりをおすすめしてくるような人もいます。

また、捨て物件を2軒程紹介した後、お客様が絶対に気に入るであろう物件を最後に紹介するケースもあります。内見も同じようにして物件を回ります。

人は最後に見たものが一番良く見えるという心理を利用するのです。また歩合制の企業だと上司後輩関係なくライバルなので人間関係はかなりギスギスします。

歩合制がない企業は店舗ごとにノルマがあり、それを達成するために全社員が力を合わせるので人間関係は良好な企業が多いです。

未経験で不動産業界に入れるか

未経験で不動産業界に入る場合、男性だと40代でも中途入社してくる人はいます。体力勝負になるので女性は20代で入社するのがベストかと思います。勤務時間が長いため、体力勝負になりますし、社員も若い人が多いです。

女性は寿退職か出産を機会に退職する人がほとんどで、出戻りはありません。男性メインの職場なので女性のための福利厚生があまり整っていません。男性も一稼ぎするために歩合制の不動産企業を選び、ある程度稼いだらすぐに退職する人が多い業界です。

不動産業界で働く人は、基本的にコミュニケーション能力が高い人が多いです。新卒採用も営業だとひとまず笑顔でコミュニケーションがとれれば学歴は問いません。辞めていく人が多い分、採用人数も多いです。長く続けるには体力と土地勘が必要になるかと思います。

転職してくる人は更にブラックだった業界から移ってくる人が多いです。

私は自分の家族には不動産業界はおすすめしません。とにかく体力勝負だし、定年まで働くことはなかなか難しいと思うからです。女性で定年まで働く人はまずいません。男性も若さを武器に必死に働いても、いつかは体を壊してしまうと思うので、家族には不動産業界では働いて欲しいとは思いません。

不動産業界は未経験でも問題なく働けます。最低限運転免許と宅建士の資格が必要になります。どれだけ土地勘が良くても、どれだけ物件を知っていても、宅建士の資格がなくては一人前とは言えません。

しかし、業界に入ってしまってから取得しようとしても、時間が割けないので、入社前に取得することをおすすめします。

samuraiさんの体験記(大手不動産会社の総合職)

  • 性別:男性
  • 年齢:27歳
  • 勤務地:大阪府
  • 年収:600万円~650万円

不動産会社総合職へ入社の経緯と働き方

不動産業界で働いていました。某大手デベロッパーの不動産販売の総合職です。総合職とはいっても基本は営業として入るのが暗黙の了解です。私の会社の場合新入社員の10人に1~2人ぐらいは人事などほかの部署に配属されていましたが殆どの場合、総合職=営業職です。

入ろうと思った理由は金です。きつい仕事ですが、出来る人はとても儲かります。基本給+歩合給なのですが大体2.5~3%程のコミッション報酬が付きます。

私の担当する物件の多くは2000万円~5000万円の中古マンションや住宅が多かったです。儲けている人は20代で1000万越えも珍しくありません。35歳の先輩社員で去年の年収は3000万円だと言っていた方もいました。その方はビルを丸ごと売ったのでその年は特に調子が良かったと言っていました。

一度転職をしているのですが、そのときはJACリクルートメントという転職エージェントを使い転職しました。自分の場合は比較的前職でも給与をもらっていたので、ここを友人からおすすめされました。給与が高い方や、学歴が高い方には合う?(そういう求人が多い)らしいです。

不動産会社総合職の勤務形態

不動産業界独特の勤務形態だと思うのですが基本水曜日と木曜日が休みのケースが多いです。顧客は土日に物件を見に来るケースが多いので土日は出勤する必要があります。また私の働く会社は飛び込み営業などはありませんでした。ブランド力があるので向こうから来てくれます。

私は主に中古物件の販売を担当していますが、当社はあくまで仲介業なので売りたい人、買いたい人の仲介をした際の手数料が収入源です。サービス残業は暗黙の了解です。数字を出している人は何にも言われませんが数字が出ない人は遅くまで残っています。

才能があり効率よく働ける人は稼げるし早い人だと6時過ぎに帰っている人もいます。逆だと正直地獄です。そういう人は大体3以内に辞めていきます。

不動産業界の内情

男女比は男7割以上です。バックオフィスだともう少し女性社員が増えますが基本的に男社会です。私の会社の場合男8割ぐらいです。特に営業所の営業マンは男ばかりです。事務職は女性がおおいです。なので社内恋愛はあまり望めません。

一度インターンシップなどの座談会に呼ばれましたが、私のエリアの新卒採用担当の方は全員男でした。私の会社は他の会社に比べて男社会の文化が根強いと思います。

お金に関しては青天井です。役職級には天井がありますが歩合に天井はありません。そのため成績が良いと主任が課長の年収を抜いてしまったなんてこともあります。人間関係に関しては部署や営業所の雰囲気に左右されます。

個人主義で周りは敵だと思うところもあれば、みんなで頑張ろう・新人を育てようという雰囲気の所もあります。最近では営業所での新人の成長が人事評価で重視されるようになってきているので30代ぐらいの課長さんとかは面倒見がいい方が多いです。

体育会出身の方が多いので飲み会やレクリエーションのゴルフなどのイベントも多い方です。土日が仕事でけっこう夜遅くまで働くことが多いので先輩社員に気に入られると定期的に夜のお店に連れて行ってくれます。

稼いでいるのでお金には余裕がありますし出会いが少ないので独身貴族率も高いです。なので独身貴族の先輩に気に入られたら仕事が楽しくなります。

未経験で不動産業界に入れる?

何歳が限界かと聞かれるとその人次第だと思います。50代でもバリバリ稼いでいる方もいますし逆に一番稼ぐと言われている30後半から40代でもダメな人はいます。私の経験上新卒で入ったら3年以内で残るか転職をするかを決めるのがベストだと思います。

体力のある人ならずっと働けますが、普通の人なら稼いで50代でリタイアするのが良いと思います。

活躍している人はモチベーションが高く自立している人が多いと思います。歩合で年収が決まるので「○件売って○円稼ぐ」など明確な目標を掲げられる方が伸びている気がします。後はメンタルと運がいい方が生き残っています。

不動産業界はおすすめできるか

正直な話身内にこの業界へ入ることは進めません。上手くいって自分に合っていると感じたら天国ですが、ミスマッチがあると地獄です。暴力は在りませんが出来ない人へ対するパワハラはあります。

稼ぎたいならお勧めします。私は普通よりも少し出来るぐらいですが、同年代に比べると稼いでいますしそれなりに貯金も出来ます。福利厚生も充実しているところが多いのでお金には困りません。逆にワークライフバランスを重視する方には地獄です。

特に知識はいりませんが、入る前に宅建を取っておくと便利です。勉強すれば受かる資格ですが甘く見ると普通に落ちる資格なので早めに取っておくことをお勧めします。あと年配の方と話す機会を増やすことをお勧めします。私の場合顧客の多くはおじいちゃん、おばあちゃんなので高齢者と仲良くすることは大切です。

cocoさんの体験記(不動産賃貸の営業)

  • 性別:男性
  • 年齢:28歳
  • 勤務地:神奈川県
  • 年収:350万円~400万円

不動産業界に入った経緯と働き方

私が経験したのは不動産業・賃貸・営業です。業界的には入れ替わりが多めな方ですので比較的応募している場所や、会社も多かった様に思います。

不動産業界、賃貸・営業職を選んだきっかけの一つはキャリアアップ、その次に年収アップでした。今までいたアミューズメント業界から(パチンコ店)の勤務に不安を感じ転職を行いました。

それまでいた業界には特に資格等は必要なく学歴の無い高卒の私はついついアミューズメント業界に長居してしまいましたが、昨今の問題もあり不動産資格取得をめざし勉強を行い、転職を図りました。

未経験だったので、とりあえず転職サイト、転職エージェントを使って転職しました。不動産業界におすすめの転職サイトとエージェントはよくわかりませんが、とりあえず自分はリクナビNEXTと、キャリアトレックを使い、エージェントはリクルートエージェントを使いました。

他に小さいサイトやエージェントも見つけたのですが、あまり信用できなそうだったので上の三つに絞りました。リクルートエージェントの方は非常に親切で親身になって対応してくれ、不動産業界にも割と詳しい印象を受けました。

不動産賃貸営業の勤務形態

業界の勤務形態に関してはやはり営業職という事もあり、やればやるだけ収入も増えますが、そのお客様一人一人に対する仕事も増えるため中々帰れなくなることがしばしばあります。業界的にもやはり営業職はほとんどの方がそうではないでしょうか。

反対に事務作業のみで雇われている方(会社の書類作成、会社の入出金、WEBページ管理など)は比較的定時に帰れているように思います。

不動産業界の実際

業界の男女比に関してですが、自社では8(男):2(女)位の比率ではないでしょうか。主に営業は男性、事務は女性といった内容かと思います。営業部門にも建築提案、土地活用、売買、賃貸等と色々ありますが賃貸に関しては女性が活躍している会社はよく見かけます。(他社の管理するお部屋の鍵などを借りに行くと女性の営業の方が多い気がします。)

現在の業界事情としてはやはり空家問題。こちらが非常に深刻ですが首都圏部、都市部に関してはあまり影響は無いように思います。金銭的、給与的な部分で言えばインセンティブ(歩合給)が発生するので事業所得として、確定申告を行わなければならないので、サラリーマンから転職した当時は結構慌てましたが、やってみると大したことは無かったので大丈夫です。

人間関係はぎすぎすしている営業所もあるようですが比較的私より若い営業の先輩が親身になって教えてくれたので今のところ問題はありません。聞いた話では営業マン同士で数字の奪いあい、電話の取り合い、客の抜きあいなど嫌な雰囲気のところもあるようです。(私も試用期間中は賃貸部にいるお局の様な恰幅の良い女性に何も言われず、教育費的な雰囲気でインセンティブを支払われなかったケースがありましたが・・・。)

私がいる賃貸営業職では売買営業には無いお客様が来ます。それが大学生です。しかも女子大学生です。やはり男性諸氏はモチベーションがアップしますね。以前ドラマで江口洋介さんが不動産屋さんのお父さんを演じている中に女性に物件案内しているシーンがあり、にやにやしていましたがあの気持ちがとてもわかります。

そうです、そうなんです、女子大生の案内などはテンションが上がりまくります。また別居を考えている女性なども少し下心が出そうになります。

不動産業界に未経験で入るには何歳が限界?

この業界に入るための年齢的な話で言えば未経験でも35歳くらい、40歳前後でも資格や他社での活躍などがあれば問題ないかと感じます。異業種で営業の経験がある方が入社されましたがその方も45歳くらいでしたので。

この業界で活躍する方はやはり、数字に欲がある方、コミュ力の高い方、忍耐強い方、色々な人脈のある方等が多いように思います。

私は家族に今でも自信を持ってこの業界について勧めることが出来ますし、子供たちにも大切な住まいの提案をしている事や不動産の高い知識があることを誇りに思います。あえて勧められない理由があるとすれば、残業が長く、体力的に続かなくなるかもしれないといった事位です。

未経験の方が気を付ける点としてのアドバイスは、やはり数字を追いかける仕事ですのでサラリーマンの様に少し今日はきついから手を抜こう等と思えばそのまま自分に跳ね返ってきます。営業職を始めると中々資格取得のための勉強に、時間を取ることが出来ないので、事前の学習、資格取得はお勧めします。

体験談投稿してみませんか?

業界・企業の体験談を募集しています。

あなたの投稿がWEBサイトに掲載されれば、多くの方に読まれることになります。

「この業界はやめておいたほうがいい」「こういう人じゃないと生き残れない」など、生の意見を教えてください。掲載できる内容と判断した場合は、本WEBサイトに掲載させていただきます。

お問い合わせ」からご連絡、もしくは直接投稿ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連記事はこちら