介護・看護業界で働いていた3人に、業界がおすすめか聞いてみた①

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介護・看護業界で働く三人に、働いていた時のことを詳細に聞いてみました。

これからこの業界に入ろうとしている人はもちろん、この業界に今いる人にも他の方がどのように働いているかわあるので参考になると思います。

sisimaruさん(介護福祉士)の体験記

  • 性別:男性
  • 年齢:25歳
  • 勤務地:高知県
  • 年収:250万円~300万円

介護老人福祉施設で勤務した経緯と働き方

私は介護福祉士として介護老人福祉施設に勤務しています。なぜこの仕事を選んだかというと、持っていて損はない資格であることと、働き口が多いという理由からです。

次に介護業界、実際の現場についてですが、まず勤務形態は入所型の場合2交代か3交代となります、私が最初に務めていた施設は2交代で日勤帯か夜勤帯かの2つのラインで動きます。

大きく日勤といっても日勤帯の中に早出、日勤、遅出とあり、夜勤は休憩時間を除き16時間となるのが特徴です。夜勤は2日分の出勤扱いとなりますが、体力的にも精神的にもかなり疲労します。

次に務めた施設は3交代を採用していました。簡単にいうと24時間を3等分し8時間ずつ働くというものです。一見すると3交代の方が良いのではないかと思われますが、遅番が22:00まで仕事となることがほとんどで、家庭のある方には少し厳しい仕事かもしれません。

私の3交代勤務施設では夜勤が22:00~7:00となっており、7:00まで働いたその日が何故か公休になります。これは法律違反ではないのですが夜勤が多くなると休みがほとんど無い状態です。残業代は基本的に貰うことはできません。

利用者のために残業しているのに施設の指示ではないから出せないの一点張りです。しかしながら福祉の業界に務める人は情があるため、それでも利用者のためにサービス残業をしてしまいます。明日亡くなるかもしれない人の頼みをお金にならないからと無視するような人は、この業界には向かないと思います。

介護老人福祉施設勤務の内情

男女比率は地域性もあるとは思われますが、女性7割、男性3割程度が一般的と思われます。

次に施設の収入と働く人の給与ですが、私が初めに務めていた施設はデイサービス、訪問介護、100床程度の入所型とショートステイなど幅広く行っており年商は5億弱とのことでした。

しかし、実際の介護士の給与は手取りで15万程でした。なぜなのか上司に訪ねると「介護施設は介護保険制度でお金をもらっている。一般企業と違い、月に稼げる上限がある。

もしもの事があった場合に給与がなくてもいいのか」との返答で、どこまでも人の良心を利用し足元を見てくるんだなと思いました。

介護老人福祉施設勤務の人間関係

人間関係においては、女性や比較的年配の方が多く、変に自分の考えを押し付けてきたり、上司の指示に従わない人もいます。しかし、それは一部の話であり、多くの人は優しくユーモアのある人です。

しかし、人間関係も施設によって大きな差があるため、未経験の方は特に就職前に見学に行き、働いているスタッフの表情や口調などを見て下さい、建物自体が良いかどうかは働くことにさほど関係がありません。

看護・介護業界に未経験で入る場合

人間関係が一番の業界です。また、この業界で働いている私の知り合いは75歳まで働いていましたが、介護業界に初めて入るのは40歳くらいまでが望ましいと思います。

ただ、お年寄りの世話をする仕事と思われがちですが、専門的な知識を学びながら働く必要があるため、考え方が固まってしまってからでは円滑に仕事をすることができません。上司となる主任クラスは30~40歳くらいの方がいるため、それ以上の年齢になると場合によっては自分の子どもと同年代の上司に指導されることを覚悟してください。

看護・介護業界に向いている人は?

この業界に向いている人は、とにかく明るく、エネルギッシュな方です。身体的にも精神的にもタフさが大切です。

また、自分の子どもには介護の仕事をして欲しくないと言っている同僚が多くいましたが、私は家族にもおすすめできる仕事だと思います。確かに給与も安いしキツいと思う事もありますが、人間として自身が成長できる仕事だと思います。介護はチームで動きます。個々の力だけでは限界があります。それは私たちが人間として生きていく中で最も重要だと思うからです。

最後にこの記事を見て、介護業界に興味を持たれた方がいれば「人の喜びを自分の喜びにする」ことが、この仕事の楽しさです。サービス残業を美徳とするつもりはありませんが、現実として多くあります。

また、柔軟に意見を聞ける耳を持っていて下さい。この仕事に100%の正解はありません。その人のために何ができるのか、それを考え、行動する仕事です。

hutagoさんの体験記(有料老人ホームでパート)

  • 性別:女性
  • 年齢:42歳
  • 勤務地:神奈川県
  • 年収:200万円以下

有料老人ホームで働いた経緯と働き方

2年前に有料老人ホームで介護のパート仕事をしていました。

介護に特別興味がなくてただその施設の勤務シフトが1日4時間、週2日から可能で、子供の急病や家の用事が入った時は当日朝に電話さえすれば簡単に休みがとれる体制で働きやすそうだったこと、ヘルパーの資格がなくとも勤務可能で資格取得の補助金がでることが職場を決めた理由でした。

施設は業界では最大手で、日本国内に30か所近く老人ホームを経営しており給与も初任給で350万近く貰え、ボーナスは週4勤務しているパート社員にも年2回、10万以上支給されるほど待遇がほかの施設よりも良かったです。

社員を見ていると勤務形態は早番と遅番、夜勤の3つに分かれており、夜勤は週に1回程度でした。しかし入社して1年後、8人近くいた社員は2人が異動し別の施設の施設長となり、1人は異動、5人は退職しました。

また派遣社員にいたっては8割が契約期間の3か月で終了し更新には至らず、1割が1週間以内に職場になじめずに辞めてしまいました。残業も2時間は当たり前、酷い人だと夜勤あけにもかかわらず17時まで勤務しており、24時間近く働きっぱなしの社員も数人いました。職場の男女比は3対7で、半分以上が女性で、女性の施設長もめずらしくありませんでした。

有料老人ホーム勤務の内情

私が見た業界の裏側は、人手不足がひどく1人のヘルパーに対する仕事量が多すぎて、大抵初めて入った人はそれが嫌で辞めてしまいます。入浴後の洗濯物は日中パートが回しますが、洗濯物の乾燥やたたんで各居室に配ることは2名しかいない夜勤社員の仕事でした。

また翌日入浴する入居者の着替えの準備も夜勤者の仕事で、やはり眠い中するために違う入居者の服を間違えてることが多かったです。そんな夜勤の最中でも入居者は急変し、時には亡くなるケースもありました。

緩和治療の段階でみとりを希望する入居者も多く、徐々に食欲がなくなり水分補充だけになり亡くなっていく方もいました。同じ日に二人が同時に亡くなったり、大晦日に1名、正月に1名と連日亡くなる方がいると、たまに警察が調べに来る時もありました。

きちんと巡視が行われた上での病死だったか、死後硬直が始まってから発見された入居者については介護記録から監視カメラの映像まで詳しく調べられました。

未経験で入るなら何歳まで?

こうした状況をふまえ未経験で施設介護の現場に入るなら、45歳までが限界だと思います。50名近くいる入居者の名前と顔を覚えつつ、社員なら夜勤もこなさなくてはならないので体力と記憶力の勝負だと思います。

学歴は高校卒や専門学校卒が多く、資格が欲しくて介護業界に来た人が多いと思います。もし身内や知り合いが施設介護で働きたいと言った時は、社員として入ることは辞めたほうがいいと止めてしまうかもしれません。

また朝の申し送りを聞いていると日々、入居者の介護の内容もかわります。昨日まで行っても問題なかったことも翌日には禁止になることもしばしば、覚えることは増えることはあっても減ることはありません。

身体的にも介護度4以上の入居者になると、自分で立ち上がれない入居者の移乗にはコツがいり力づくでやってしまうとヘルパー自信が腰を痛めてしまいます。

移乗の際に突然手でベッドわきの柵をつかんでしまう入居者もいて、ヘルパーの体制が崩れて危うく転落事故につながりそうなこともありました。

介護施設の人間関係と責任

介護施設で働いている方は施設長、ケアマネージャー、看護婦、ヘルパーといましたが、性格は誰もが面倒見がいい人当たりが良い方が多かったです。男性社員は一見穏やかな方が多いです。経歴はさまざまですが転職して介護に入った方が6割近くいました。

なにかと責任がついてまわる仕事でもあり、イベントなどを企画して参加者を何人以上集めなくてはならず、半分判断能力があるかないか分からない入居者を半ば強引に外出イベントに連れ出して風邪をひかせたりもしました。

営業的な仕事もこなさないといけないので、仕事と割り切れる人ではないと社員は務まらないと思います。

mayuさんの体験記(看護助手)

  • 性別:女性
  • 年齢:29歳
  • 勤務地:千葉県
  • 年収:200万円以下

看護助手になった経緯と働き方

千葉県で1年だけ看護助手をしていました。

よく年から看護学校に入学し、その後看護師免許を取得する予定でしたので、その業界に入りました。現在は看護学校へ行っており看護師免許を取得する予定です。今回の内容は看護助手していた時のものです。

看護助手は看護師の指示の元、患者さんの身の回りのお世話をします。しかし、看護師と変わらない事をさせられる事もあります。

通常、与薬は医療行為になりますので看護師が行います。配られたお薬を飲ませたり、湿布を貼ったり、ワセリンを塗ったり、痒み止めを塗ったりするのは医療行為です。医療行為は保助看法の診療の補助にあたります。

薬は一回分を小分けにして看護師の指示があれば飲ませる事も可能ですが、病棟で行う事は稀だと思います。看護助手の勤務形態は日勤、夜勤の二交代制です。看護助手の年齢は20代後半が稀で、平均は50〜60代でした。

活躍されている方はほとんど60代の方でしたが、かなりパワフルでとても元気でした。

一日中ずっと歩いています。二万歩くらいです。若い方もが看護助手で入る場合はだいたい来年看護師の学校に通うので入る、という方がほとんどです。40代以上で入る方は、他に仕事がなくて、入るという方がほとんです。手取りは17万円くらいです。基本給が13万円ほどでした。

看護助手の仕事内容の詳細

日勤は8時半から始まります。だいたい8時には病院に来ています。そして、ホワイトボードに自分の担当の部屋や担当看護師が買いてありますので、確認しにいきます。担当の部屋がわかっている場合は、看護師同士の申し送りを聞きに行きます。注意点や観察点など、メモをします。

朝早くまず、清拭の準備をします。濡れたおしぼりが保温庫に入っていますので、上半身用二枚と下半身用一枚を袋にセットします。それを病棟の人数分用意して、清拭用ワゴンに置きます。9時くらいから清拭が始まります。まずは介助のいらない患者さんにタオルセットを渡します。その後、介助が必要な患者さんの清拭に入ります。

看護師助手2人で1人の患者さんを綺麗にしていきます。また、気管チューブが入ってる方や、シリンジポンプによって輸液されている患者さんは後にします。看護師が接続、輸液ポンプ設定しないと、清拭が出来ないからです。

清拭が終わった後は排泄介助に回ります。ポータブルトイレの介助、トイレへの車椅子移動、移乗をします。その時に、体位変換も同時に行っていきます。

体位変換は基本的に2時間に一度行い、同一部位への皮膚圧迫を避けます。同じ所にずっと皮膚が当たっていると、褥瘡が出来てしまいます。特に高齢者の入院がほとんどですので、褥瘡はほっておくとすぐに出来てしまいます。発赤ができる前に行います。枕やクッションを使って良肢位を保ちます。

それが終わると、昼食の食事セッティング準備に入ります。車椅子で食べる、ベッド上、端座位で食べる方がいますので、病室を順番に回って行きます。姿勢がズレないように、まくらで固定したりします。麻痺がある方は麻痺がある方へ傾いてしまうので、枕やクッションで固定します。また、自力で食べれてもこぼしてしまう方にはエプロンをかけます。認知症でエプロンなど、いたずらしてしまう方には、最後にセッティングをします。誤食防止です。

セッティングが終わったら、食事介助を行います。その方に合わせて、粥、ミキサー食、ペースト食があります。その方に合わせて介助します。たまに誤嚥してしまうので、痰がらみがヒドイ時は看護師に吸引を依頼します。

午後はトイレ誘導を行い、オムツ交換、体位変換を行い、夜勤者と申し送りをして日勤帯は終了です。

看護業界で活躍する人

かなり体力が必要なので、若い方向きですが、コツさえ掴めれば50代からでもできます。私が働いていた所はみなさん50代以上でした。
未経験でもできます。ただ、若い方は看護師を目指すので、辞めていってしまいますが。患者さんのお世話が好きで、回復していく課程をみれるのでやりがいは十分にあります。

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