出版業界にいた人に、業界がおすすめか聞いてみた

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これから出版業界に行きたいと悩んでいる方、また、このまま出版業界で働き続けていいのか悩んでいる方に読んでいただきたい記事です。

出版業界で長く勤めた方の体験談(収入、勤務形態、人間関係など)をまとめているので、参考にしてみてください。

pelicanさんの体験記(編集者&ライター)

  • 性別:女性
  • 年齢:25歳
  • 勤務地:山形県
  • 年収:300万円~350万円

出版業界に入った経緯と入社後

現在は専業主婦をしていますが、数年前まで3年間地方の小さな出版社で編集兼ライターとして勤めていました。

大学卒業後、一度は一般企業で事務職をしていたのですが、出版業界への憧れを捨てきれず転職したのです。

出版業界の残業時間

出版業界はどこも夜遅くまで作業があるイメージですが私の勤務していた会社も例外ではありません。 朝9時に勤務開始、定時は6時でしたがほぼ毎日早くても夜9時頃まで会社にいました。 日付が変わることもしばしば…

フリーペーパーを担当していたために、取材先の都合によっては土日出勤も当たり前です。 一ヶ月で丸一日休みだった日が2日程度ということもありました。

とはいえ当時はそれを異常と思わなかったのです。 なぜなら同業者や印刷会社さんに夜中仕事の連絡をしても即時レスポンスが返ってきたから。 皆こんなもんなんだなと思って仕事をしていました。

結果として残業時間の合計が100時間を超える月もたびたびありました。

会社・業界の内情

私が所属していた会社の社員構成は、男女はだいたい半々でした。

業界としてはその出版社が得意とする出版物によって男女比がまったく違うように感じました。 一般の人が手に取るような印刷物が得意な会社は女性が、特定の業界向けの印刷物が得意な会社は男性が多いような印象です。

出版業界はブラック??

拘束時間の長さゆえか、業界全体がそこはかとなくブラックなイメージのある出版業界ですが、個人的には時間だけが問題なのではないと思います。

では他になにが問題なのか。 この業界はクセの強い人間が多いのです。 しかも上に立つ人間ほど。 上司からのパワハラセクハラは普通です。

むしろ彼らの言い分としては自分たちの時代はもっと忙しく厳しかった、この程度に耐えられない人間は業界に向いていないとのこと。

私が受けて一番辛かった叱責は、インフルエンザに罹患したとき。 朝から39度以上の発熱があったのですが、その日締め切りの原稿があったためとりあえず出勤し、午前中原稿を仕上げました。

昼には意識がもうろうとしてきたため、上司に早退を申し出ました。 しかし早退は認めないと言うのです。

立つのも難しくなってきたため、かろうじて時間休だけもぎ取り、病院で点滴を受けて職場に戻りました。
(余談ですが医者から何故この状態で仕事をするのかと怒られました)

戻った自分を待っていたのは仕事の山……ではなく上司の叱責でした。 インフルエンザになるのは自己管理がなってないというのです。

自己管理がなってないといわれればそれまでですが、その月も残業残業休日出勤の連続でしたので、いつ体調を整えればいいのかと理不尽を覚えました。

今も昔の同僚や同業者と話す機会があると、自分が上司から受けた理不尽な扱いエピソードを披露しあうことが多いです。

未経験で出版業界に入るには何歳が限界?

編集者もライターもデザイナーも人気が高い職種かと思いますが、未経験で飛び込むには25歳程度が限界だと思います。

とにかく拘束時間が長い上に人間関係のストレスも大きい業界です。 ある程度仕事ができるようになるまでは若さによる勢いや体力がないととても身体がもちません。

また、個性が強すぎるほどの人が出版業界では成功しているようです。 アクの強い上司たちも、仕事上成功しているからこそ役職に就いているのです。

正直に言って、出版業界では高く評価されているけれど、協調性があまりなく、一般企業では仕事ができないだろうなという人たちもかなりいました。 ゴーイングマイウェイの人は出版業界向きと言えるかもしれません。

家族に出版業界は勧めない

自分は無理がたたってしまったのか、身体を壊して出版業界を離れました。

周りを見ても、離職理由は体調不良という人が大変に多いです。 自分の家族には決して薦められない業界です。

しかし、出版業界はどんなに他人から現実を聞いても憧れを止められない、魅力的に思える業界だというのもよく判ります。

出版業界に未経験で飛び込む方へは、どんなに忙しくてもとにかく自分の身体と精神を健康に保つことを忘れないでほしいと伝えたいです。

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