【転職前に知りたい話】広告代理店の仕事の詳細を聞いてみた 32歳750万

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広告代理店で働いていた男性に仕事内容の詳細を聞いてみました。以下アンケートそのままを記載しています。

広告代理店に中途採用で入社

私が所属していた業界は広告代理店です。T・Aという業界では知られている大手の代理店で、業種はマーケティング部門でした。この会社には中途採用で入りました。

それまでCM制作などの映像関連の会社で働いていたのですが、その関係で広告代理店とも深いつながりがありました。仕事で知り合ったT・A社の方から誘いを受けて中途入したわけです。転職した動機は、会社の規模の大きさと給与でした。

妻が出産を控えていたので、将来的なことを考えると大企業で安定した仕事の方がいいと思ったからです。

仕事詳細

広告代理店の勤務形態

クリエイティブな事業部は勤務時間があってないようなものでしたが、私が配属されたマーケティング部門は一応、9時から17時という勤務形態でした。

一応というのは、仕事内容や進捗状況によって出社が早くなったり、退社が遅くなったりすることが多かったからです。

広告代理店はクライアントとのコミュニケーションが重要なので、相手の都合に合わせて勤務時間が変更になることは常態でした。

マーケティング部門はわりと裏方仕事なので、現場で動くクリエイティブとは違ってクライアントによって左右されることが少ないのですが、それでも残業は多かったと思います。

広告代理店のヘッドハンティングと年収

広告代理店は他社からのヘッドハンティングが比較的多く、特に女性管理職はそうでした。プロジェクトを任される責任者でも女性はいましたが、たたき上げというよりは他社で有能な方が引っ張られるというケースです。一般の事務職員では男性と女性の割合は6対4という感じでした。

私が入社した当時は年収が750~800万ぐらいでしたが、3年後ぐらいには大台の1000万円になりました。上司による業績査定が大きくものをいうので、できる人間はそれなりに給与はアップしたと思います。

当然、上司の方が給与は多いのですが、社内での噂では役付はヒラの1.5倍は得ているということでした。ボーナスは4ヶ月分ぐらいでした。

広告代理店の人間関係

社内の人間関係は良い人と悪い人がハッキリとわかりました。仕事のスケジュールが遅れたりすると、即クライアントからのクレームにつながるので内々に処理をするといったことは不可能です。責任者は怒られますし、その影響はスタッフにも及ぶのでいつも職場内は緊張感に満ちていました。人間関係は仕事ができるかどうかによって良くも悪くもなる職場です。

私が体験した失敗談ですが、ある企業の新製品のマーケティング調査のスケジューリングが間違っていたことがありました。納期が7月なのに8月だと思って進めていたのです。

実は営業部のスタッフが私に8月と告げたのですが、そのスタッフはクライアントが7月と言ったのを8月と聞き間違えていたのです。

責任はマーケティング部門になりますので、私は営業のスタッフに文句を言いました。すると聞き間違いは誰にでもあるもので、スケジュールを立てた時に気がつかないお前が悪いと逆に反発をくらいました。

確かに全体スケジュールを見れば、余裕がりすぎたのですが、クライアントによってはそういう場合もあるのでチェックしなかったのです。最終的には期限を守ったので問題なかったのですが、それ以後、営業部と私との折り合いが悪くなりました。

会社の内情

会社の内情については詳しくは書けませんが、クライアントに提示するバジェットはかなりおおまかでした。

内容によって大体の予算はこの程度と決まっているので、実際は低予算でできるものでも前例を踏襲してバジェットを決めていたようです。クライアントの方でも広告代理店はそのようなものと了解していたと思います。

マーケティング部の仕事内容詳細

マーケティング部門の仕事内容ですが、私が所属していた部署は新製品の紹介や新しいサービスに対するニーズなどの調査です。

新商品の場合は市場調査を業者に依頼して、上がってきた結果を分析してクライアントに提案します。

クリエイティブ部門と連携して、CM制作や宣伝・広報のやり方をアドバイスしたりもしました。売上げに直結するので、新製品担当になると勤務時間はあってなきがごとしです。

新商品のブランド化

一番難しかったのは、アパレルメーカーが売り出す新商品を定番ブランド化したいというクライアントからの要望でした。

ブランドというのは長い歴史が背景にあるので、急遽作り出すというのは至難の技です。そこで古今東西のブランドの成り立ちを分析し、そこから現代に応用できる部分を見つけ、新商品ブランド化に応用しました。

結果的には売れ行きが好調でクライアントも納得してくれましたが、果たしてブランド化が成功したかどうかはわかりません。今はその商品は市場から消えているので、ブランド化できなかったということでしょう。

仕事の進め方

私が担当したのは、マーケティング調査を行う会社とのミーティング・打ち合わせでした。我が社が発注するので、マーケティング調査会社に指示する立場でしたので、その分事前の準備が大変でした。

クライアントからの注文を的確にまとめ、それで間違いないか何度も確認し、そのたびに先方と何度も打ち合わせをします。その結果を資料にまとめて、調査会社に指示をするわけです。自分自身がしっかり理解していないと指示ができないので、ミーティングでは真剣でした。

失敗談

最も注意しなければならないのは、言葉上のあやふなやり取りで納得することです。言った言わないで揉めることになりやすいので、文書で正確にプロジェクト内容を相手に伝える必要があります。

私の前の担当者の失敗談ですが、あやふやな言葉の了解で調査を進めたために、クライアントの希望するものと相違する調査結果が提出されたことがあります。その結果、再度マーケティング調査をやり直すはめになりました。

新卒で広告代理店に入社した場合、まる3年もまれないと独り立ちできないでしょう。ほとんどの人が入社5年目ぐらいで仕事を回せるようになります。

私の場合は前職である程度の経験と人間関係のつながりがあったので、転職してすぐに働けましたが、それでも最初の2ヶ月は社内の人間関係や部門同士のつながりなどがわからず、右往左往しました。

芸能人と仕事ができる

広告代理店ならではの役得といいますか、面白い点は、芸能界との接点があるということでしょう。クリエイティブ部門は映像制作会社やプロダクションとのつながりが必須ですので、タレントや芸能人との接触があります。

マーケティング部門でも、プロジェクトを起ち上げる全体会議でタレントや芸能人を加えた討論会などに出席しますので、その面では華やかな雰囲気を味わうこともできます。

広告代理店に転職する前に知っておきたいこと

広告代理店に中途で入る場合の注意点

もし全く未経験(例えば新卒者など)がこの業界に入るとしたら、やめた方がいいかもしれません。

新卒者で全く未経験の人が入社するというのは事務職畑だけで、その他の部門で働いている人の多くが学生時代にバイトで出入りしていたという経験者が多いです。

また、大学には広告研究会がありますが、そのようなクラブで活動していた人などが入社する率が多いです。大学卒ですと22歳~23歳ですが、それを入社の上限と思った方がいいです。

私のように仕事上で関係が深くなって中途採用されるというケースも多いですが、全くの新人なら大卒即入社というつもりでトライしてください。

広告代理店で何歳まで働ける?

広告代理店で活躍できるのは45歳ぐらいまでです。優秀な若手が次々に入ってくるので、50過ぎまで前線で働くのは無理です。

時代の感覚やアイデアなど、若い人にはどうしても叶わない面があるので、どうしても45歳ぐらいが働き盛りの限界になります。40過ぎたら自分で会社を興すか、転職するか、役職につくのがこの業界です。

目先の利く人ならバリバリ働いている時にクライアントなり、関係会社と深いつき合いをして転職先を確保します。

広告代理店で活躍する人の特徴

この業界では自己主張の強い人が主導権を握ります。遠慮深い人や思慮深い人は事務職向きです。

間違っても間違いではないと言える人が、この業界ではのしていけます。なぜかというとクライアントは商品が売れればいいと考えている人がほとんどで、そのためのノウハウやアイデアや戦略を求めて広告代理店に発注します。

そのようなクライアントを納得させるには、相手に信頼感を与えることが必要です。自分が思い悩むような人は相手に信頼感を与えられません。間違っていても間違っていないと言い切れる人を、クライアントは信用するのです。

広告代理店は家族におすすめできる??

やり甲斐のある仕事をやりたいのなら、家族にもこの業界をすすめます。でも、平穏で家族でおもしろ楽しく暮らしたいのなら、この業界はすすめません。

なぜなら、家族を犠牲にして仕事に打ち込み、離婚した同僚がたくさんいるからです。

広告業界が好きで、何より仕事が好きだという人には向いている業界だと思います。もし未経験でこの業界に入りたいと思っている人がいるなら、人前で怒鳴られてもへこたれないだけの度胸があるかどうかを考えてみてください。

そしてしっかりと自己主張ができるかどうか、仕事をやり抜く自信があるかどうか、自己診断してみてください。

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