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とあるエンジニア採用をしている人のツイートを見かける
新卒でちゃんとした会社に文系職で入社しておそらくそのままでもそこそこ幸せだったであろう人が突如その会社を辞めて数十万円するプログラミングスクールに通って卒業しスクールの課題だけをポートフォリオに自社開発企業のエンジニア募集に実務全く未経験で応募してくるこの現象なんとかならんのか🤔
— Wantedlyお兄ちゃん@会社立ち上げました/複業家/Voicyパーソナリティ/人事 (@Bashiiiiii0603) March 27, 2020
かなりの確率で辛いことになると思うの
— Wantedlyお兄ちゃん@会社立ち上げました/複業家/Voicyパーソナリティ/人事 (@Bashiiiiii0603) March 27, 2020
そういう人たちを社会人インターンとして普通の学生インターンと同じ扱いで受け入れる会社が増えればいいのかなあ。それともそういう人たちは一旦実務未経験でも若手なら積極的に受け入れている受託開発会社かSES会社を探して経験を積むのがいいのか。
— Wantedlyお兄ちゃん@会社立ち上げました/複業家/Voicyパーソナリティ/人事 (@Bashiiiiii0603) March 27, 2020
ツイートの内容を考えてみる
ポジティブな面
このツイートには大筋合意ですが、ポジティブに考えれる面も全然あります。
自社開発企業は技術好きが集まる
it業界の会社にはいくつか種類がありますが、このツイートで話しているのは「自社開発企業」です。
つまり、自社開発企業ではなく他の業態に行けばいいわけです。たとえば、SIerや非IT企業のIT部門など、選択肢はあります。
SIerというのは、受託開発の企業のことで「お客さんのためにシステムを作る」BtoBの企業のことです。
基幹系のシステム開発が多かったりするので、技術好きな人にはあまり好かれない傾向にありますが、お客さんとの調整の能力が身についたりビジネス感覚が必要とされる傾向にあります。
なので、20代後半でも普通に就職することができます。
チャレンジするのはいいこと
もちろん企業にとっては書類を見る手間が増えるので少し悲しいことかもしれませんが、応募するのは自由です。
特にまだit業界がよくわかっていないうちはどんどん受けて、どういう企業でどういう能力が必要とされるのかを理解する必要があります。
そういう力をつけるためにもチャレンジしていろんな企業を受けるというのはとても大事なことだと思っています。
ネガティブな面
やはり現実的に考えて新卒に遅れている
文系職か理系職かはあまり関係ないとは思っていますが、20代後半からスタートだとやはりある程度ビハインド(新卒入社した人とくらべて)があります。
そのビハインドを取り戻すのはかなりの苦労が必要ですし、プライベートな時間をささげて勉強をしなくてはいけません。
新卒の20第前半と、既卒の20代後半を比べた時にやはり企業は全社を採用します(日本では特に雇用の流動性が低いため、若い人を採用して育てるという考え方をする傾向が強いです。)
年齢は本当に関係ないか
「年齢なんて関係ない‼」と、いろんな著名人や努力家たちは言いますが、そんなことは決してないと断言できます。
なぜなら、あなた一人が「年齢なんて関係ない」と思っていたとしても、周りの人はすごく気にしているからです。
日本の大抵の企業では年齢が高いほど高い役職についていますし、30,40代の人がいきなり新卒と同じレベルの人と仕事をするのはきついものがあります。
新卒でなくても同じで、10個自分より年齢が上の人と一緒に働くとなると(自分と同じレベルの役職で)気を使ってしまいますし、お互い悲しい思いをする場合がどうしてもあります。
普通に幸せに暮らそうと思うと、「適切な年齢で適切な役職に」ついておく必要があります。
その他思った雑多なこと
履歴書に書くことができるキャリアって超重要ですよ
よく勘違いしてしまうのが「実力さえあれば転職成功する」というたぐいの考えですが(実は自分も最近までそうでした)、まったくそんなことはありません。
企業は大体こんな感じで応募者を見ます
- コミュニケーションに問題ないか?
- 前職での役職と給料は?
- これまでの仕事の内容と詳細は?
- 認められている実績があるか?
たとえ実力があったとしてこの要件が満たせるでしょうか?
企業は実力を知りたいけど、実力を測る方法は難しく働いてみないとわからないため困っています(アメリカとかだと雇用してからレイオフできるので別に採用時にそこまで気をもみません)
なので、そもそも20代後半でキャリアがないというのはかなりのハンデになります。
実績をひとまずつけるにはいったんSESに就職してそのあと転職がおすすめコース
自分がそうだったのですが、ひとまず就職してプログラムを勉強することをお勧めします。
SESというのは会社の一つの形態で、客先常駐で3次受けで働く人売りの会社みたいなあまり評判の良くないやつです。
ネットで調べるとさんざんたたかれているので少し調べてみてください。
ただ、「未経験で年齢いってても普通に採用してくれる」というメリットもあります。
なんで未経験で普通に取ってくれるのか不思議ですよね。実はこの働き方だと「1か月一人いくら」という契約でお客さんからお金をもらうので、実力のない人でも一人分としてカウントしてお金を稼ぐことができのです。。。(お客さんはそれを見抜くちからが無いんですね。。。。)
ただ未経験のひとにとってはit業界に入り込むためにいい入口になっているので、最初の1,2年だけはおすすめしています(自分は27の時に別業界からsesになって働きました)
今は普通に大きいit企業で働けています(結構プライベート削って勉強時間を作ってます)
まとめ
- 未経験20代後半で自社開発企業は結構難しいかも
- SIerであれば全然大丈夫(プロジェクトワークしたことがあれば尚可)
- 最初はSESに入ってある程度実績をつくるのがおすすめ
おすすめ転職エージェント・サイト
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