高専卒の生涯年収・昇進のしやすさを4大卒と比較してみた

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高専卒で高い給料を得たり、社長になることはできるのだろうか。。と不安になっている方。確かに高専卒の方の生涯年収の平均は、4年制大学卒のそれよりも安いですが、それほど心配する必要はありません。

この記事では、高専卒の方の生涯年収、高専卒の社長を紹介します。

高専卒の方の生涯年収

下記グラフは厚生労働省HPからの引用で、学歴別生涯年収の平均を表しています。

学歴別に生涯年収を見てみると、確かに学歴順に並んでおり、おおよそ4年制大学卒(248.2)÷ 高専・専門・短大卒(318.1) = 78%となるので、約二割ほどは安くなる計算です。

もちろん業界によって全く違うので、だれしもに当てはまる訳ではありませんが、ある程度参考になるのではないでしょうか。

 

高専卒の有名人・社長

高専卒でも活躍している有名人はたくさんいます。

  • さくらインターネット創業者  田中邦裕
  • オリンパス元社長 高山修一
  • ニチアス元社長 川島吉一

さくらインターネット創業者 田中邦裕

以下ウィキぺディアより引用。

1996年(平成8年)12月23日 – 現代表取締役社長の田中邦裕によってさくらインターネットが創業。ホスティングサーバ事業を開始。もともとは田中が舞鶴工業高等専門学校に在学中、学生寮内で知人にサーバを貸したところ好評で、学外から依頼が来るようになったことがきっかけだった[4]。

インターネット創成期に自分の技術で商売をはじめ、徐々に広げて大きくなったという経緯のようです。高専卒で昇進して社長に抜擢された訳ではないので、高専卒でも昇進できるかという点についてはあまり参考になりません。

ただ、自分の得意としていた技術を小さなところからはじめ、徐々にその範囲を広げて創業した点について学べるところは多いとでしょう。

高専卒で社長になるためには、自分の得意分野から企業する方法もありそうです。また、もし失敗しても高専卒の場合年齢がわかいので潰しがききます。4大卒の場合はやはりある程度歳をとっているので、自分のキャリアのことを考えどうしても動きが鈍くなってしまいます。

オリンパス社長 高山修一

以下ウィキぺディアより引用。

1970年(昭和45年)4月、オリンパス光学工業(当時)に入社し[1]、入社当初は、医療用内視鏡の開発などに携わった[2]。研究開発統括室長、医療技術開発本部長などを経て、2011年(平成23年)4月に同社専務執行役員(映像事業グループプレジデント兼オプト・ビジネスプロジェクト担当)に就任した[1]。

オリンパスの元社長である高山修一は、高専卒で昇進して社長に就任したという「高専でも昇進できる」好例です。しかも1970年というかなり古い年功序列学歴社会の時代にしっかりと昇進しているので、現代ならなおさら昇進するチャンスはありそうです。

ニチアス社長 川島吉一

以下川島吉一の経歴です。

【学歴】昭和44年3月国立奈良工業高等専門学校機械工学科卒業

【経歴】

  • 昭和44年3月日本アスベスト㈱(現ニチアス㈱)入社
  • 平成3年5月ニチアスシンガポール社長
  • 平成11年12月ニチアスセラテック㈱代表取締役社長
  • 平成14年6月ニチアス㈱執行役員
  • 平成16年6月取締役執行役員
  • 平成18年6月代表取締役社長

ニチアスの川島吉一社長も新卒入社から昇進して代表取締役社長に就任した、叩き上げの社長です。もとは小さい会社であったことも昇進して社長になれた理由かもしれませんが、それでも高学歴の社員もたくさんいたはずです。

社長になるためには学歴でなく、他の能力が必要になるようですね。

高専卒だと昇進しずらいのか

上にあげた例から、オリンパスやニチアスの社長は高専卒でも昇進して社長にまで上り詰めています。

ただ、やはり一般的には高専卒よりも4大卒などの学歴がある方が当然昇進はしやすいです。

なぜかというと、ある程度の規模の企業になると、今社長や役職のついた社員は高学歴であることが多いからです(昔から学歴社会なので)この「高学歴の人が上にいる」ことが非常にやっかいで、高学歴の役員たちはこう考えます

「勉強していい大学に入った。報われて当然だろう。」

つまり、自分が勉強したので報われて当然で、部下にも同じことが言える(=学歴の高い部下を昇進させたい)と考えています。あなたが学歴をどう考えるかは自由なのですが、高学歴の上司はこう考えてしまったらどうしようもありません。。

ただ、それを覆すほどの能力、人望がある人は別です。自分に学歴がないことをマイナスに考えるのではなく、今から何ができるのかを考え、キャリアアップにつなげていく必要があります。

昇進に不利なら転職すればいい

たしかに昇進に不利かもしれませんが、転職してキャリアアップすることができます。

転職の場合は社内政治や学歴などが通常よりも働きにくいので、転職者の能力によってはどんどん年収の高い会社に転職することができます。一発逆転を狙うのではなく、徐々に徐々に転職で給料を上げていきましょう。

このとき注意したいのは、

  1. 業界を変えないこと
  2. 自分の強みになる分野を持つこと
  3. 外に見える成果をあげること

業界を変えないのは当然、その業界内でのキャリアを築くためです。自分の強みになる分野も当然必要ですね。わざわざ言わなくてもしっかり考えているでしょう。

以外と見落としがちなのが、「外に見える成果を出す」ことです。「俺の能力は高い」という人に限ってそれを証明する方法を持ちません。ちなみに、資格はかなり難しいものならその能力を証明できますが、大抵の仕事は資格では証明できません。

できれば、「こういう仕事でこんな成果をあげました」と言えるようにしましょう。

転職にはそこまで不利ではない(中途採用)

四大卒に比べれば学歴的には下になってしまうので、面接時や昇進に多少不利に働きますが、大企業でない限りそこまで影響しないというのが結論です。

下記グラフは、企業規模別(従業員数別)の、転職者の年収を決める上で考慮した項目のデータです(厚生労働省HPより)。大企業ほど学歴が重視されており、約45%程度の大企業で学歴で年収に差をつけていることがわかります。

ただ、逆に言えば、大企業以外の場合は約35%-12% 程度しか学歴を考慮していないということも分かります。

なぜ大企業ほど学歴が重視されるのでしょうか?

実は、大企業は新卒一括採用することで、学歴の高い人材ばかりを採用するためです。学歴の高い人は同じように学歴の高い人を評価する傾向にあるので、面接官や役員が高学歴なら高学歴の人を評価します。

(年収と昇進についての詳細はこちら:高専卒の生涯年収・昇進のしやすさを4大卒と比較してみた

 まとめ

高専・専門・短大卒だとどうしても学歴的には負けてしまいがちですが、社内で昇進を狙うのではなく、年収のいい会社へどんどん転職することでキャリアアップが測れます。

転職するときに備えて、自分がこれをやったと言えるものを常に意識しながら仕事をすると良いでしょう。

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