
一般的な転職活動の期間がどれくらいか気になりませんか?
ここでは、政府統計の転職活動期間のデータを見て、どのくらいの転職期間を目安とすべきか考察します。
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転職活動期間の目安
下記グラフは、「転職活動を始めてから直前の勤め先を離職するまでの期間」のデータです。
厚生労働省 平成27年転職者実態調査より
「転職活動期間がなし」が各世代で18-29%ほどを占める
上のグラフから、20-24歳で転職期間なしが約30%を占めています。
これは引き抜きや、リファラル採用で確実に受かる状態で転職した人たちです。
このことから、転職活動ではただ単に転職サイトに登録するだけでなく、知り合いの紹介での転職も考えて行動すべきと言えます。
(リファラル採用についての記事はこちら→企業の転職者募集方法〜リファラル採用を狙う〜)
1-3カ月が最も多い
転職活動期間は1-3カ月が最も多いようです。転職活動を始めてから会社を辞めるまでの期間なので、在職中に転職活動をしていた可能性が高いですね。
また、1カ月未満、3-6カ月の割合も高く、6カ月を超えると途端に少なくなります。6カ月以上になると、心理的な問題(転職活動疲れ)があるので、85%は半年以内に会社を辞めているようです。
どれくらいの転職期間を想定すべきか
上記結果をふまえて、現実的にどれくらいの転職期間を設ければよいでしょうか。
人それぞれなので一概には言えないのですが、焦りすぎてブラック企業に入るのだけは避けたいので、ブラック企業かどうか判断できるくらいの期間は欲しいというのが本音です。
焦りは禁物!
ブラック企業を見抜くためには、業績拡大企業や、通年採用していない企業を探す必要があります。転職サイトに登録して、データを見て情報収集し始めると、簡単に1,2カ月は経ってしまいます。詳細はこちら⇨ブラック大手企業の見抜き方
ブラック企業を避けたければ、1カ月で転職活動を終了してしまうのはかなり危ういです。お金が許すのなら2カ月は最低必要です。ただし、リファラル採用や、引き抜きで転職期間が早くなるのは、その企業だけ調べて判断すればよいので、特に問題はありません。
最低でも2カ月以上は転職活動をしましょう。
そうでなければそもそも転職する意味すらなくなり、次の会社をまたすぐに辞めてしまった場合、経歴にキズがついてしまいます。
内定を受ける時期の目安は3-4ヶ月後
では、転職活動を初めて2ヶ月が経ったとして、内定を受ける時期の判断はどう考えればよいでしょうか。
上のグラフのデータからは6カ月以上転職活動をしている人はほとんどいないという結果が出ています。
つまり、皆6カ月も経つと転職活動に疲れてしまって妥協してしまっているという事を表しています。このことから、普通の人は6カ月も転職にかけていると疲れてしっかりとした判断ができなくると考えられるので、転職活動を始めて3-4カ月くらいたった時に、想定していた企業よりもレベルが落ちても、内定をもらった地点で転職してしまうのが良いかもしれません。
5ヶ月経ったら赤信号!
4-5カ月たった時に内定がもらえていない状況になったときに、転職活動疲れを起こし、「もうどこでもいいから転職するか」となってしまいます。
これはできれば一番避けたい状況なので、転職活動をはじめて5ヶ月たったら、「そろそろ決めないとまずいな」と思った方がいいでしょう。
もし6ヶ月経った場合は、会社は辞めずにゆっくりと探す気持ちでいた方がいいでしょう。焦らずにじっくり転職しないとブラック企業に行くことになってしまいます。
まとめ
- 転職活動は在職時にスタート
- 1-2ヶ月は様子をうかがって、ブラック企業を見抜く期間
- 2-5ヶ月目は面接を受けて内定を決めてしまう。
- 6ヶ月を過ぎてしまったら、気持ちを切り替えてゆっくり転職活動を進めましょう。